長期投与の影響として有名なものに、抗がん剤の晩期障害があります。これはたとえばダカルバジンという薬のホジキンリンパ腫における治療を行いますと不妊症が多くなるとか、アルケランという薬を使って移植した場合には妊娠率が3分の1や4分の1に低下するといったようなことから、不妊症が一般にいわれています。
また、ラステットやプラトシンを使ったあとには、正常の方の3倍程度、白血病の頻度が多くなるといわれています。長期投与によって正常な細胞の重要な遺伝子のどこかに小さな傷がつき、その傷が蓄積してくると白血病になったり、二次ガンになるということが知られています。
1回目のがんが治っても、がんを抑制する遺伝子に小さな傷があると考えられています。重複ガンといいますが、寿命が長くなったせいもあって、2回、3回、4回と、何度もがんを経験する方がいらっしやいます。長期投与はできるだけ避けるにこしたことはありませんが、長期投与を受けた場合には定期的に診療を受け、長期投与の影響が出ていないかどうかを調べていくことが必要です。
濃縮乳酸菌はがんが消え、抗ガン剤の副作用も最小限に
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