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ガン最前線

現代は、すでに2人に1人が発症する「ガン」について溢れた情報の中で特に大事な内容のみをピックアップ。

朝晩2回のはみがきがガン予防になる

がんになりにくい人とは、どんな人か。最近、生活習慣や遺伝子の特徴と発がんとの関係が次々と解明されているが、愛知県がんセンターの研究グループが注目したのは、歯磨きの習慣。毎日2回以上歯を磨く人は、口腔がんや食道がんのリスクが低下するという。

食物は、まず口の中(口腔)に入り、飲みこむことによってのど(咽頭・喉頭)を通過、さらに食道を下って胃に入る。
「この部分にできるがんは、生活習慣と関連が深い。手足にかかったらやけどするような熱いスープを飲むなど、体のほかの部分より強い刺激を受けていることによる。
喫煙、飲酒、かゆ粥など熱い物を食べる習慣のある地域でがん罹患率は明らかに高い。

「予防には禁煙や節酒が重要だが、リスクをさらに減らすには、がんと関連のある別の生活習慣を探す必要がある」と研究に着手した。
愛知県がんセンターでは、21年前から病院を訪れた患者に生活習慣などに関するアンケート調査を行い、膨大な疫学データを蓄積している。今回、2000年12月から05年の11月までの5年分を利用し、口腔から食道にかけてのがんリスクと生活習慣を調べた。この部位にがんを発症した961人と、がんでない2833人のデータを解析したところ、1日1回歯を磨く人で発症リスクをlとしたときに、1回も磨かない人、1日2回以上磨く人で発症リスクに大きな差があることがわかった。
すべてのがんで歯を磨かない人はリスクが高く、しかも1日l回より2回磨いた方がリスクが低かった。
数値算出の際には、喫煙、飲酒、性別、年齢などの影響が及ばない処理がされているので、歯磨きはどんな人でもがんリスク低減につながる。
口腔から食道にかけてのがんは南アジアから中東にかけて罹患率が高く、そうした地域でも簡単にできる予防法として提案したいという。
なぜ歯磨きによってがんリスクが軽減するのか。理由はまだ明らかになっていないが、口の中には無数の細菌がいて、なかにアルデヒドなどの有害物質を発生させる細菌もいる。歯磨きによって口内の細菌量をコントロールすることで、がんを予防していると考えられるという。1日のうち、いつ磨くのが効果的か。科学的データはないが、就寝中は唾液分泌が少なく化学物質の蓄積も多い。朝食後と就寝前に磨くのが効果的だと考えている。
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ガン治療にビタミンC点滴療法

「ビタミンC」が、がんの治療に用いられ始めた。05年に米国で「ビタミンCはがん細胞だけを殺す」というセンセーショナルな論文が発表されて以来、研究が盛んになり、代替療法ながら副作用のない最先端治療として、米国では既に1万人もの医師が採用しているという。
日本でも治療を受けられるクリニックが増加中だ。

1回に60gもの超高濃度のビタミンCを点滴で直接静脈に投与するーこれが「高濃度ビタミンC点滴療法」と呼ばれるがんの治療法。
健康な人が1日に必要なビタミンCは1g とされるので尋常ではない量だが、「大量に血中に投与することでがん細胞に作用する」というのは、日本でビタミンC点滴療法の普及に務める、杏林大学保健学部救急救命学科の教授。
しかも、乳がん、前立腺がん、肺がん、肝臓がん、大腸がんをはじめ、多くのがんに有効との報告があるという。ビタミンC ががんに効くのはなぜか。「それは強い抗酸化作用でがん細胞を攻撃するため。ビタミンC は体内の活性酸素を除去する過程で、活性酸素の一種である過酸化水素を発生する。正常な細胞はこの過酸化水素を分解して無害化する酵素を持っているが、がん細胞はこの酵素が少ないため分解できない。

ビタミンCを大量に投与すると、過酸化水素が大量に発生し、がん細胞を攻撃すると考えられている。
患者は、他の病院でがん治療を受けながら、ここでビタミンC点滴療法を受ける。「ビタミンCは抗がん剤による免疫力低下や痛みなどの副作用の軽減にも有効」という。大量に投与することで弊害は? と心配になるが、「ビタミンCは水溶性で余分にあると排出されるため、副作用の心配もほとんどない」と柳澤教授。柳澤教授が主宰する「点滴療法研究会」では、前出の「国際人問機能改善センター」のプログラムを指導しており、日本でも既に150以上の医療機問が実施。「点滴療法を始めて3カ月問でがんが小さくなるなど、驚くべき効果もでている。

卵巣がんに共通の7つの特徴

腹部膨張や頻尿などの7つの症状が、卵巣がんの発症と深い関係にあることが、卵巣がんと診断された40歳以上の英国女性212人と、そうでない1060人を比較して明らかになった。

研究グループは、卵巣がんと診断される1年前からの医療記録を調べた。解析した結果、
  1. 閉経後の出血
  2. 食欲低下
  3. 頻尿
  4. 腹痛
  5. 直腸の出血
  6. 一定の間隔を置いて起きる腹部の膨張
  7. 持続的な腹部膨張

の7つの症状が卵巣がんの発症に関係していた。7症状のうち1つ以上あった人は、卵巣がんグループでは85% 、対照グループでは15 %だった。
なかでも持続的な腹部膨張があると、卵巣がんを発症する確率は2.5% と高くなる。しかも持続的な腹部膨張に、食欲低下が重なると、その確率は85%以上になることがわかった。さらに診断から6ヶ月以上前の症状では、腹痛と持続的な腹部膨張、頻尿が卵巣がんと関連していた。もしこれらの症状が続くようなら注意しなければならい。

βグルカンを治療に使って再発を防ぐ

ガン治療の副作用は生活への影響が大
現在、ガンに対する効果が確認されている主な治療法は、手術(外科治療)・放射線治療・抗ガン剤(化学療法)の3つ。
これらは「ガンの三大療法」と呼ばれています。この三大療法は、いずれもガンを激しく攻撃する治療法です。有害なガン細胞といえども体の一部には変わりないため、そこへ攻撃を加えれば副作用が出る場合もあります。
三大療法のうち、手術は直接体に激痛が加わり、抗ガン剤の治療では、頭髪の抜落ち、食欲不振、悪心・吐きけ、免疫力(病気から体を守る力) の低下による感染症、下痢、手足のしびれ、口内炎などが起こります。こうした副作用により、患者さんのQOL(生活の貿)は著しく下がります。
ガンを克服する以前に、副作用で心身共にまいってしまう患者さんも多いのです。
ガン治療の一環として、酵母のβグルカンの併用は欠かせないという医師もいるほどです。
なぜなら三大療法のつらい副作用を、大幅に軽減できる可能性が大きいことと、抗腫瘍作用(ガン細胞など異常な細胞の集まりを取り除く働き) が期待できると考えているからです。
ツライ副作用が和らいだ
例えば、8年前に肺ガンの手術を受けたIさん(仮名・男性・65歳)は、手術のさいリンパ節郭清(リンパ節を切除する外科的療法)を行いましたが、そのリンパ節に多数の転移を認めました。
数年でガンが再発する危険性が高かったので、手術後早急に抗ガン剤治療を行う必要がありました。そこで、Iさんの免疫力(病気から体を守る力)を強めると同時に治療の副作用を軽減させるため、抗ガン剤の治療に先立って、酵母のβグルカンを使いはじめたのです。
その結果、主治医や同室の患者さんたちもビックリするほど副作用がなく、予定どおりの抗ガン剤治療が苦痛なく完全に行えたのです。
もちろんガン再発のサイン、もなく、普通の生活ができ80ています。「黒酵母のβ グルカンのおかげで、つらいはずの治療にも耐えられました。おかげで普通に生活できるようになり、助かっています」と、Iさんは話しています。
そして、多数の転移ガンがあったにもかかわらず、再発も見られないまま、井上さんは今でも元気に生活しておられます。
井上さんの場合は、黒酵母のβ グルカンでガンの治療における副作用が軽減されたほか、免疫力が強まってガンを克服できたケースといえるでしょう。
もちろん、黒酵母のβグルカンによって誰でもガンを克服することができるわけでは決してありません。しかし、点酵母のβ グルカンが、多くのガン患者さんのQOLの向上に責献していることも事実です。つらかったり苦しかったりする副作用を和らげ取り除くこと。これは生きる希望につながります。生きる希望を持つことは、仙闘病生活を続けるために絶対“必要です。

ガンに対抗する新型食物繊維「βグルカン」が免疫力を高める

ガンを予防する

免疫力(病気から体を防衛する力)を強め、ガンを防ぎ治す栄養素として、食物繊維が注目を集めています。
人のお腹の中には、免疫力を担う白血球という免疫細胞が集まっています。ガン細胞や有害物質などの異物を攻撃するのは、顆粒球・リンパ球・マクロファージ(大食細胞)・NK細胞といった白血球の役目です。
一方、食物繊維の働きの中で重要視されるのが、腸の善玉菌を増やす働き。私たちの腸内には、体に有益な働きをする善玉菌と、害をもたらす悪玉菌がすみつき、一方が増えれば一方が減るというように、縄張り争いをくり広げています。
このうち、心普玉菌に含まれる多糖体という物質は、腸の白血球の働きを活発にすることが突き止められています。
反対に、悪玉菌は白血球の働きを低下させてしまいます。食物繊維は、腸内の善玉菌のエサになり、善玉菌を増やして白血球の働きを高めます。
その結果、免疫力が強化され、ガンの予防や改善に役立つというわけです。ところが、現代の日本人は、食物繊維をとる量が激減しています。

以前の日本人は、和食の中で玄米や豆類・海藻などから食物繊維を十分に補給していました。しかし、食事が欧米化するにつれて肉や乳製品といった動物性脂肪の摂取が増え、また滞米された白米を食べる習慣が根付いてきました。その結果、食物繊維の摂取量は減少の一途をたどると同時に、日本人にはガンが増えてきたのです。
さて、食物繊維にはさまざまな種類がありますが、大別すると水に溶けやすい水溶性の食物繊維と、水に溶けにくい不溶性の食物繊維の2種類があります。
水溶性の食物繊維は果物や海藻・寒天などに多く含まれ、腸内の有害物質を包み込んで抑僻する働きがあります。
一方の不溶性の食物繊維は、穀物やイモ、豆類などに多く含まれ、腸内の水分や不要物を吸っでふくらみ、腸壁を刺激して排便を促す働きがあります。これらの食物繊維は、腸内の悪玉菌のエサになる老廃物や腐敗物質を吸着して排出する一方、食物繊維自身が善玉菌のエサになります。その結果、ガンなどの病気から体を守る免疫力が強まるのです。さらに、最近になって、免疫力を格段に強める新型の食物繊維が注目を集めています。それが、水溶性食物繊維の一種であるβグルカンです。

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