腹部膨張や頻尿などの7つの症状が、卵巣がんの発症と深い関係にあることが、卵巣がんと診断された40歳以上の英国女性212人と、そうでない1060人を比較して明らかになった。
研究グループは、卵巣がんと診断される1年前からの医療記録を調べた。解析した結果、
- 閉経後の出血
- 食欲低下
- 頻尿
- 腹痛
- 直腸の出血
- 一定の間隔を置いて起きる腹部の膨張
- 持続的な腹部膨張
の7つの症状が卵巣がんの発症に関係していた。7症状のうち1つ以上あった人は、卵巣がんグループでは85% 、対照グループでは15 %だった。
なかでも持続的な腹部膨張があると、卵巣がんを発症する確率は2.5% と高くなる。しかも持続的な腹部膨張に、食欲低下が重なると、その確率は85%以上になることがわかった。さらに診断から6ヶ月以上前の症状では、腹痛と持続的な腹部膨張、頻尿が卵巣がんと関連していた。もしこれらの症状が続くようなら注意しなければならい。
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