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ガン最前線

現代は、すでに2人に1人が発症する「ガン」について溢れた情報の中で特に大事な内容のみをピックアップ。

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白金製剤

白金製剤には白金が含まれています。白金は人体に存在すると、ほとんどが腎臓から排泄されます。
腎臓の糸球体などをとおるときに沈着するため、ある程度以上使うと腎機能の障害が生じます。
投与の際には、たくさんの水分を補給することが必要です。
また、白金製剤は最も吐き気を強くおこす抗ガン剤のひとつですので、吐き気止めを必ず点滴します。
抗ガン剤 プラトシン/ブリプラチン/ランダ(一般名:シスプラチン)についてはこちら。
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末梢神経障害

微少管のはたらきを阻害する薬では末梢神経障害が起こります。微少管は神経細胞の軸索にあり、神経細胞の栄養を運ぶシステムの中心になっているたんぱく質です。

そのたんぱく質の働きを薬が阻害するために神経の先のほうほど栄養障害が起こりますので、長い神経ほど障害が起こりますので手の先や足の先のほうがしびれたりします。
ビタミンB12を投与したり運動すると多少よくなりますが治療後も半年くらいは末梢神経障害が残ります。

抗ガン薬 フィルデシン(一般名:塩酸ビンデシン)

CEF療法

CEF療法とCAF療法は、乳ガンの標準治療として現在最も使われている治療法の1つです。

CEF 療法ではエンドキサン、5-FU、ファルモルビシン、CAF療法ではファルモルビシンのかわりにアドリアシンが使われます。ファルモルビシンのほうが心毒性が弱いとされており、∃ - ロッパではCEF療法がかなり使われるようになりました。

アメリカと日本ではまだCAF 療法のほうが多いのですが、今でも変更される可能性があります。

残念ながらファルモルビシンは、日本での保険承認量では効果が弱いため、まだおきかわっていないのが現状です。

抗ガン剤ノバントロン(一般名:塩酸ミトオキサントロン)についてはこちら。

抗ガン剤の耐性

抗がん剤を投与しても効かないことがあります。そのような抗がん剤の耐性は、なぜおきるのでしょうか。

細胞には悪い物質がたまるとそれを細胞外に押し出すポンプの役割をするタンパク質があります。そのタンパク質が多くなると、抗がん剤を投与して細胞内に入っても、押し出されるのが速くなるので、抗がん剤が効かなくなると考えられています。

ガンに効く薬はこちら

骨髄抑制

タキソテールタキソールは、骨髄抑制が非常に少ない薬です。一般に抗がん剤の投与量を多くするほど、骨髄抑制があらわれます。しかしこれらの薬では毎週投与しても骨髄抑制は少ないとされています。

しかし全くないわけではありません。骨髄抑制の程度は、白血球の数、とくに好中球という菌を殺す細胞がどれくらいいるかによって判断します。好中球の数が1000以下、白血球全部の数が2000以下になっている場合に骨髄抑制があるといいます。

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