体の中には染色体がありますが、染色体の中で5番、7番、8番の染色体に異常をきたしていることがあり、その異常をもった方が30% くらいの頻度で白血病になることから、骨髄異形成症候群は以前「前白血病状態」といわれていました。
現在ではインターフェロンの反応性に関する遺伝子の異常や、がんの抑制遺伝子で有名な郎という遺伝子に異常があって、骨髄異形成症候群をきたしていることが多くなっています。
骨髄異形成症候群は、骨髄の中でつくられた正常な細胞が血液のほうに出てきていない状態をいいます。悪い細胞が少ない場合は、ノイアップなどの﹈コロニー 刺激因子を使うと良くなることがあります。
一方、白血病の元になる「芽球」という悪い細胞が増える場合には、抗がん剤で治療することが治療法となります。
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