口内炎は、粘膜障害の中でもお最も多く見られる症状のひとつです。もともと口腔内粘膜は、みなさんが口内をけたしたり、歯茎から出血してもすぐに治るように皮膚や爪と同じように細胞増殖のさかんな部分です。
そのため、強力な抗ガン剤を用いるほど粘膜障害を起こしやすくなります。
口内炎のうち、舌の側面や先のほうに潰瘍ができると、味がわからなくなったり酸味のあるものがしみてしまったりして非常に痛みが強くなります。
舌に異常があまりなくても口腔粘膜に炎症をきたし、発赤をきたすと発生、ものを飲み込むことができないなどつらいときがあります。
こういった口内炎を防ぐためにロイコボリンは開発されました。
抗ガン剤 ロイコボリン(一般名:ロイコボリンカルシウム)についてはこちら。 メソトレキセートとうい葉酸拮抗剤の副作用である口内炎などの粘膜障害を軽減するために用いられます。
最近は、さらにバイオケミカル、モデレーションといって葉酸拮抗剤のひとつであるUFTや5-FUを増強するために使われることも増えてきました。
軽度の口内炎の場合、うがいなど口内を清潔にすることで対処可能です。