以前は葉酸拮抗薬を使うときに副作用として出てくる口内炎の予防などに、ロイコポリンが使用されていました。
ロイコポリンを投与しますとUFTの作用が増強され、アメリカを中心に約35%に有効性が認められました。
これは5-FUとロイコポリンの併用療法と同じくらいの有効率です。日本では、2003年2月ごろに承認されて使用されることになっています。
5-FUが点滴をして治療しなければいけないのに対して、UFTとロイコポリンはどちらも経口薬ですので、患者さんのQOLを非常に改善すると期待されています。
QOLが改善され、なおかつ効果がほとんど同じですので、おそらく海外ではこちらのほうに傾いていく可能性が高いと考えられています。
抗ガン薬 UFT(一般名:テガフール・ウラシル)についてはこちら。
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