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ガン最前線

現代は、すでに2人に1人が発症する「ガン」について溢れた情報の中で特に大事な内容のみをピックアップ。

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地球最古の生物といわれる藻類の一種がガンに威力を発揮する

黄色の色素「ゼアキサンチン」の発ガン抑制作用に注目が集まるスピルリナは地球最古の生物といわれる藻類の一種。
らせん状の浮遊性微細藻類で、らせんを意味するラテン語でスピルリナと名づけられた。30億年も前からアフリカやメキシコなどの塩湖で育ち、食品として利用されてきた。ベータ・カロチン、ビタミンB群、E といったビタミン類、たんばく質のほか、カリウム、鉄、リンなどのミネラルがバランスよく含まれている。

しかし、何をおいてもスピルリナの成分で注目されているのは黄色の色素『ゼアキサンチン』。これに注目したのが京都府立医科大学の西野輔巽教授らのグループ。肝臓ガンが発生しやすく作られたハツカネズミに対し、14匹にはゼアキサンチンを与えず、他の12匹にはゼアキサンチンが0 ・0 0 5% 含まれた飲み水を40週間与えた。すると、ゼアキサンチンを与えなかった14匹中5匹が肝臓ガンになったのに対し、ゼアキサンチン群では12匹中、肝臓ガンになったのはわずか1匹だった。

化学物質を使って肺ガンや皮膚ガンを作り出したマウスでも同様の実験が行われ、やはり発ガン抑制作用が確認されたのである。

ゼアキサンチンはトウモロコシなどにも含まれているものの、スピルリナのその含有量は、トウモロコシの1000倍といわれている。さらに、スピルリナにはもうひとつすごい成分が発見されている。

それは、糖に硫酸が結合した『硫酸化多糖(カルシウム・スピルラン)』。これに目をつけたのは富山医科薬科大学和漢研究所の済夫教授。教授らはガンの転移を抑制できないものかと研究を行った。

皮膚ガンは肺に転移しやすいことから、マウスの血管に皮膚ガンのひとつメラノーマ細胞を注入。2 週間後には肺ガンに転移していた。次に、メラノーマ細胞を注入したマウスに硫酸化多糖を投与。すると、投与量を増やせば増やすほど肺へのガンの転移が減少したのである。つまり、硫酸化多糖はガン転移をしっかり抑制することが発見されたのである。スピルリナのふたつの成分、ゼアキサンチンは発ガンを抑制し、硫酸化多糖はガンの転移を抑制する。

ここまでの研究報告はあくまでもマウスを使った研究。人間を対象に行う臨床試験では、動物実験のような効果が出ないケースも多い。が、これは強い期待が持たれている。スピルリナは、抗ガン剤の副作用から身体を守るー占いう報告も多く行われているし、コレステロールの抑制、血糖値抑制といった研究も進められているので、今後、ますます楽しみな健康補助食品だ。
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